今日スーパーニュースで学園祭の飲酒について取り上げられていました。
 非常に懐かしさを感じる姿でありました。
 実は、わたくしも学園祭実行委員会に所属しておりました。
そのため、彼女たちの「飲酒」に関する苦労が痛いほどよくわかりました。うん、本当に大変なんですよねえ。

 今の御時世、飲酒OKの学園祭のほうが珍しいのではないでしょうか。
 「なんで飲酒なんてするの?」と思っている方も多いでしょう。何を隠そう、わたしもそう思っていた時期がありました。

 学園祭という場での飲酒というのは盛り上がりすぎてしまい、非常に危険です。イッキ・ケンカ・急性アルコール中毒その他諸々。
来場者も非常に多いですから、普段の宴会よりもハメをはずしやすいです、そのため、これらの危険行為が起こるリスク、そしてそれらがエスカレートして「最悪の事態」を引き起こす可能性もより高くなります。
年々、学園祭を経験していくたびに危ない場面というものを目の当たりにし実感していったこともあり、「もう飲酒なんてしないほうがいい!!」と思ったことが確かにあったのです。

 しかし、わたしの大学の学園祭では今でも禁酒にはなっていません。飲酒OKの時間短縮などを行なって縮小の方向にはなっていますが(来年からどうなるかはわかりませんが……)、わたしの大学の学園祭ではお酒を飲むことが「一応」できるのです。

 わたしがお酒の販売を守らなくてはならないと思ったきっかけは、学園祭参加者さんたちの強い要望です。
 直接お酒の販売についての仕事に関わることはしませんでしたが、友人やそのまた友人のお酒の販売に関する様々な意見をきくと、やはり禁酒の方向にいくことは参加者のみなさんを残念な気持ちにさせてしまうケースが大半だということを知りました。

 実行委員会をやっていてよかった!と思うときは、やはりお客さんや参加団体さんが笑顔で楽しそうにしているときです。
 それを奪ってしまうのは忍びない。申し訳ない。そう思ってわたしはお酒の販売を存続させたいと思った自分の心模様を今日のニュースを見て思い出しました。

 ニュースの特集の中では埼玉大のむつめ祭、外語大の外語祭の二つの学祭を取材していましたが、どちらの実行委員会の方々も非常に頑張っていらっしゃってとても感動しました。
 埼玉大ではお昼から飲酒OKであることを知り、びっくり。
 テント一つ一つにラミネートされた注意喚起のポスターを配っていました。ラミネートするというのは非常にいいですよね。学園祭は外で行うことが多いですから、天気に左右されます。ラミネートしておけば雨風には強くなりますし。ひとつひとつラミネートをしていっているのであれば、その細やかさに非常に好感を持ちました。素晴らしい。

 外語大ではアルコールパスなるものを配布しているそうです。
実行委員会が出しているパスを持っていないとお酒が買えない仕組みだそうな。頭いいねー。
このパスをもらうときには身分証明書が必要らしく、問題なく年齢確認ができる。
さらにこのパスにはお酒を買える制限がついており、最大8回までお酒が買えるのだそうな。
団体さんにはこのパスにシールを貼っていってもらい、買った回数を明確化していくんだって。
これは非常によい方法であると思いました。
この方法を考えだした人は本当にあっぱれであります。そして、そのアルコールパスを1万枚作成したという実行委員会の方々の努力も本当に本当にあっぱれであります。

 どこの実行委員会の人たちも、きっとわたしと同じ気持ちなのだろうなと思い、非常に懐かしさに浸りました。

 長くなりましたがつまりわたしが何を言いたいのかといえば、実行委員会は学園祭に参加してくれている人たち全員の笑顔を願っているということです。
 やはり規制側に立つので煙たがられることのほうが絶対的に多いですが、そういうことをされたとしてもやっぱり根本的にはみなさんに楽しんでいただきたい。
 これから学祭に参加する方にはとにかく!(命の危険がないように)楽しんでもらいたいなーとただただ思います。
 わたしはもう大学の学祭実行委員として学祭に参加することはできないですが、だからこそ、これからの人生では「観客」としていろんな学祭を楽しみたい。
 今、未来の全ての学祭実行委員を応援したい気分です。
 
 がんばれー(^0^)!

(笑)