今日の私の胸には感動がたくさん詰まっています。
すばらしい。
その言葉しか出なさそうです。

そんな気分にさせてくれた映画は『ハーヴェイ』。
中年男エルウッド(金持ち)は1.91Mのウサギ・ハーヴェイとともに日々を過ごす。
しかしハーヴェイは彼(とその他少数)にしか見えないのである。
それなのに誰かれ構わずハーヴェイを紹介しようろするエルウッドは変人扱いされてしまう。
そんな弟と同居している姉とその娘は自分たちの生活を守るために仕方なくエルウッドを精神病院へ入れようとする――。

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(2004/12/29)
ジミー・スチュワート、ジョセフィン・ハル 他

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こんなに最高な映画は初めて見た!
という気分です。
これは、私にとって忘れられない一本となりました。

以下ネタバレありますので、ご注意を。














きっと、ハーヴェイは存在しているでしょう。
でもみんなその現実を受け止められない。
自分がみたことのないものを(というよりも、常識的でないものを)
信じられなくて、(信じてしまったら自分が奇人になってしまうから)
目をそらしている。
しかし、エルウッドだけはハーヴェイの存在を受け入れることができたのでしょう。
だからこそ、彼らには絆が生まれた。
ドクター・チャムレイはハーヴェイを必要としていたけど、
それは決して『友達』の関係じゃない。
ハーヴェイは今まで願いを叶えてあげることで彼自身の存在を認めてもらっていたけど、
エルウッドとは違った。
エルウッドとは、ちゃんと語り合って、心を通じ合わせた関係だった。
そう、彼らは間違うことなく『友達』だったのです。

エルウッドが彼のお母さんに言われた一言、
「人生は抜群に抜け目なく生きるか、抜群に親切にいきることだ」
彼は本当に抜群に親切だった。

ブラボー!
私も生きるには抜群に『何か』でありたいものです。
ハーヴェイ、君に親切にしてあげられればいいのだけど。
ちょっと自信がない。
驚いてしまったら笑ってほしい。


幸せだ!
ありがとう!